あらら商事は本日も快晴なり

あらら商事のユーモラスなある日のできごとをお届けします

あらら商事はデカ声が制す

ある日の午後、デコ山君が、イガグリさんの側で何やら会社への不満を漏らしていた。コピー機の横にいたマルシマさんも、ハラハラ部長と聞こえた途端、会話に参加。

「うちの会社は、声がでかい者勝ちだから」と、皆が出払っているのを幸いと、デコ山君こそかなりのデカ声だ。
マルシマさんも「ホントそうだよね。イガグリさんだって、自分の考えをもっとちゃんと言うべきよ」と、さらに声を張り上げて応援のつもりだ。

組織替えで、イガグリさんは兼務が増えた。(支店長)に部長に課長だ。訳が解らない。おまけに課が部として独立すると、ハラハラ部長がいきなり上司になってしまった。本当はその上にお目付け役、もしくは別の人が欲しいところだ。

「じゃあどうすればいいんだ」と聞くイガグリさんに、「社長に直訴すれば。ついでに、俺はカッコつけない男ですから、(支店長)のカッコも外してくださいと言えばいいよ。そうすれば、ハラハラ部長とデカ声対決できるよ」と、貴重なアドバイスをするマルシマさんであった。

さすがマルシマさんと思ったかどうか定かではないが、何やら神妙にうなづくイガグリさんであった。