あらら商事は本日も快晴なり

あらら商事のユーモラスなある日のできごとをお届けします

さよならーマルシマさんからの最後の挨拶

長らく放っておいたアララ商事ですが、一度引退したマルシマさんが、助っ人も止め完全に引退したのでこれでお終いです。

これまでのご愛読ありがとうございました。感謝の一言です。

ちなみに、現在のアララ商事にはデコ山くん二世も加わり、ますますお笑い街道真っしぐらのようです。まったくのリアル話ですが、今時、ブラックの対極とも言えるこんな会社あってもいいんじゃないと、書いてみました。むしろ、このような会社が、社会の大半を占めているようにも思えます。

では、さようなら。

高熱の証明に頭を悩ますーデコ山君は大変です

朝、九時近いというのに、デコ山君は姿を見せない。
前日は、熱で休んでいる。
 
するとキリリ課長が、
「今日も、休みだろうな。
昨日の夜、39度の体温計の写真添付メールで、アピールしてきたからな。
まったく、小学生じゃないんだから」と言う。
 
それを聞いた皆は、同情するより先に笑い出してしまった。
その途端、デコ山君から電話が入って、案の定休みであった。
 
心優しいシズカちゃんだけが、「熱下がらなくて、可哀そうに」と言う。
 
本日の教訓
日頃の態度が重要です。
普段から怪しまれないような行動を!
 
 
 
 
 
 
 
 

ヒグマ現るー但し、フィギュアだけどね

デコ山君のパソコンの後ろに、何やら見える。早速マルシマさんが手に取って聞く。「このクマ、どうしたの?」

だがデコ山君は、「何っすか、それ?」と知らなげだ。
となると・・・、丁度そこへ、前の席のガリタ君が現れた。

「これ、ガリタ君が置いたの」と聞けば、そうだという。でも、よりによって、人の机へひっそりと置くとは、まったくガリタ君らしい。

ガチャガチャで取ったけど、本当は、牡蠣のフィギュアが欲しかったという。ヒグマだったから、すぐ側で見るよりも遠目がいいと思ったそうだ。だが、10センチ程の違いだ。まったく意味不明だ。

おまけに、牡蠣のフィギュアのどこがいいのか、こちらも謎だ。すると、貝が開くようになっていて、開けると、中に牡蠣が入っているんですときた。

俄然興味を示したマルシマさんが、それが出るまで、ガチャガチャやり続けてねと、注文を出している。

そこへシズカちゃんが、クマの口に鮭を加えさせたらどうかしらと提案する。負けじと、マルシマさんも、頭には、イクラの冠もいいわねと応じる。

(俺を何だと思っているんだ、威厳どころか、面白グマになってしまうだろう。まったくあらら商事の奴らときたら・・)と、ヒグマが思ったかどうだか。


本日のお説教
動物も人同様、相手の威厳は尊重しましょう。

ランチのメニュー選びは慎重に

昼休みの後、ハラハラ部長が、シズカちゃんのそばまでやって来た。
だが、何か言いかけて、すぐに少し離れる。
「今日の昼メシ、にんにくたっぷりだったから、臭ったらごめんね」
と、いつになく気遣いのあることを言う。
 
それをシズカちゃんの向かいの席で聞いていたマルシマさんが、
「ちょっと!それ何!私にはプハーと吹きかけるくせに」
と、異議申し立てをする。
 
だが、動じるハラハラ部長ではない。
まあ、イガグリさんとは、臭い合戦を繰り広げているマルシマさんだ。
ここは、スルーされてもやむを得ない。
 
それはいいとしても、何と二人で、これから初めての客先を訪問するという。
早速マルシマさんが、頼まれてもいないアドバイスをする。
「お客様に向き合ったら、まず二人同時に、プハーと先制攻撃するといいわよ」
 
でも、二人とも、そんなとんでもアドバイスなど無視して出かけた。
(まとまる話も、まとまらなくなる。何が先制攻撃だ)と思ったかどうか・・。
それにしても、ランチにニンニクたっぷりとは、困ったお二人だ。
 
本日のお説教
ランチのメニュー選びは慎重に!
 
 
 
 
 

アクセントにご用心

懇親会が行われる店に向かって歩いていると、シズカちゃんがいきなり、
「それ、ニホンで買ったんですか?」と、マルシマさんのブレスレットに目を留めて聞く。
 
(んっ?、ブレスレットは1本売りだと思っていたけど、近頃は2本セットが主流なのかしら)
と思ったものの、マルシマさんは、
「いや、1本で買ったのよ。これは別に2本セットじゃないから・・」と答える。
 
(えっ・・?)と、シズカちゃんは、訝しげな様子だ。だがすぐに、
「あっ、あのう・・数じゃなくて、海外で買われたのか、それとも日本かな、と・・」
と、つつましく言う。
 
その途端、二人で大笑いだ。まこと、日本語は難しい。

本日の教訓
アクセントにはご用心!

慣れぬことはしないに限る・か?

ある朝、いつも早く来て鍵を開けてくれる人たちが、皆、その日に限って出張だった。

一人二人と、事務所の前で待つ人が増えた。何と、こんな日に限って、マルシマさんまでやってきた。事情を知るや、さっそく鍵を持っている(支店長)のイガグリさんにメールを入れた。勘は働かないが、気はきく。
 
だが、イガグリさんが、留守電やメールに気づくのは数日後、とは社内中に知れ渡っている。やはり応答がない。皆で待つ事20分以上、ようやくイガグリさんがエレベーターからお出ましだ。
 
今日のお昼は、イガグリさんにおごらせようと、待ちぼうけ組5人で一致した。義侠心?に富んだマルシマさんが、皆を代表してさっそくイガグリさんと交渉開始だ。
 
「今日は、一人千円のお弁当を五人前お願いね」と、マルシマさんが切り出す。
「何だよ!俺は遅刻した訳じゃないんだからね。始業時間まで、まだこんなにあるだろ」と、聞く耳を持たない。

おまけに、
「それにみんな、いつもはワンコインのお弁当だろ!千円って、何だよ」と、余計なことにも言及する。

「何言ってるのよ!20分X5=100分のロスでしょ。皆、朝一番でやりたいことあったんだから!朝の時間は、特に貴重なの」とマルシマさん。

だが、時計でも見間違えたのか、たまたま早かっただけのマルシマさんでは、説得力に欠ける。結局、交渉不成立。まあ、当然の結果か。

本日の教訓
相手を納得させるには、日頃の行動がものを言うのです。心しましょう。

 

太っ腹になり損ねたイガグリさん

あらら商事・東京支店では、上海支店からのお客様を迎え、有志による懇親会が開かれることになった。

その会費が高いとごねたのは、ハラハラ部長であった。
「なんで部長が1万円なんだよ」と、イガグリさんに文句を言っている。
「しょうがないでしょ。ちょっと高い店にしたんだから」と、イガグリさんも引かない。
「それじゃ、お前支店長なんだから、2万円出せ」と、過激なことを言う。
「俺は、括弧付き支店長なんだから、手当出てないんです」とやり返す。
「じゃあ、もっと安い店に変えろ」と、頑張るハラハラ部長。

そこでマルシマさんが、イガグリさんにこっそり入れ知恵しに行った。
「俺が3万円出すから、ガタガタ言うんじゃねえと言えば、黙るよ」
だが、「そんなの嫌だ」と承知しないイガグリさん。

結局、店を変更して、会費も下げた。

すると驚いたことに、いきなり全額会社負担になってしまった。
それはそれで、一言言わずにはいられない性格のハラハラ部長だ。
「最初から分かっていたら、店変えなくてもよかったのに、なんだよ」

ささいな事が、一悶着に発展して、何が何だか分からないうちに決着するのが、あらら商事流だ。

本日のお願い
その情熱と時間を、せめて仕事に向けて下さい。